西村 真紀 委員長

委員長の西村真紀です。川崎市の小さな教育診療所で所長および指導医として働いています。

 当委員会の委員長として5期目になります。2018年度から、委員会名が男女共同参画委員会からダイバシティ推進委員会になりました。委員会の実践と社会の変化により、もはや女性だけを活動の対象とするのではなくすべての会員が多様な力を発揮できる職場や学会が重要になってきました。学会内では、意思決定機関での女性や多職種の割合を増やす取り組みを行ってきました。女性理事が2→20164→2018年より6名(うち薬剤師1名、看護師1名)と増えてきました。代議員、委員会委員、学術大会での座長も多様な方が入ってくださるようになりました。2019年度には学会から「医療人材の多様性推進に関する声明http://www.primary-care.or.jp/imp_news/20191004.html」を発表することができました。これからは行動計画に基づき学会内組織の多様性を推進し、多様な会員の皆様のキャリアを支援するため活動を展開して参ります。

学術大会でのキャリアCaféが定着化して、多くの委員会の協力のおかげで多職種や様々な立場のキャリア支援が進んでいます。学術大会やセミナーでの当委員会の催しでは、圧倒的に男性医師、管理職の参加が多くなりました。これも支援される側、支援する側、ジェンダーや背景を問わず多くの方がダイバシティに関心や期待を示してくれている証だと思います。多様な働き方を支援し、会員の皆様とともに豊かな職場環境作りを考えていきます。それにより患者さんによい医療を提供できることを目指しています。

これからも委員会活動を発展させていこうと思います。ご意見、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。